パット好調で猛チャージ！藍、初Ｖ狙う

キタァー！藍ちゃん２打差４位に浮上

　【ステートファーム・クラシック】６５のビッグスコアで猛チャージし、４位に急浮上した宮里藍は「パットが入って満足のいくラウンドだった」と、満面に笑みを浮かべた。
　この日は午後、強風に見舞われた。午前スタートの宮里は前半、２番から５連続バーディー。「自分ではバーディーを取っている感じではなく、怖いくらい落ち着いていた」。大きなリアクションもなく淡々とバーディーを重ねた。さらに８番でも２メートルを沈めてアウトを３０で回り、リーダーボードに名前を連ねた。
　風が強まった後半、１１番で６メートル、１２番は１・５メートルにつけバーディー。一時は首位タイに立ったが「特に風が強かったのでリーダーボードも見ず、目の前の一打に集中した」と、首位になったことも気づかなかったという。
　ラウンド後は久々に記者会見に呼ばれた。米国の記者から今の課題を聞かれ「優勝争いの時のプレッシャー」と答えた。メンタル面を米ツアーでこれまで勝てない理由に挙げたが、４年目を迎えたくましさを身に付けた。「誰が勝つかは分からないけど、あしたは自分のプレーをしっかりできるという自信はある」。沖縄県出身の２３歳が悲願の米ツアー初優勝を目指す。（共同）