さくら 真っ暗 まさかの10打…

[ 2009年6月7日 06:00 ]

横峯さくらは13番でOBを連続2発叩くなど大乱調。28位タイに大きく後退

 女子ゴルフツアーのリゾートトラスト・レディース第2日は6日、滋賀県甲賀市のザ・カントリークラブ(6611ヤード、パー72)で行われ、悪夢の1ホール10打で横峯さくら(23=エプソン)の2週連続優勝が絶望的となった。2打差3位からスタートも、13番パー5の第2打からOB2連発。1ホール自己ワーストの10打を叩いて77とスコアを落とし、通算4オーバーの28位に後退した。昨年の覇者、全美貞(26=韓国)がこの日のベストスコア65で回り、通算7アンダーで単独首位に立った。

 我慢のゴルフを続けていた横峯に、13番パー5で悪夢が待っていた。ティーショットを3Wで刻み、残り280ヤードからの第2打。ピンまで80ヤード地点に運ぶイメージで5Wを振ったが、左の林へ打ち込んでOBとなった。さらに、打ち直しの4打目もカート道で跳ね、再びOBゾーンへ。普段は冷静な横峯も「ちょっと左に行ったとは思ったけれど、あんなにOB(ゾーン)が浅いとは思わなかった」とさすがに落胆した。7打目でグリーンに乗せたものの、ショックが尾を引いたのか、4メートルから3パット。自己ワーストの1ホール10打で一気に5つスコアを落とした。
 「10という数字を見てびっくりしちゃいました。やっちゃったなと思いました」。自分でもあきれた様子の横峯はその後もスコアを伸ばせず、初日の2打差3位から11打差の28位へ後退。「(2週連続優勝は)無理ですね。とりあえず、あすはイーブンに戻るように頑張ります」。OB区域へ消えたボールとともに、2週連続優勝の可能性はほぼなくなった。

 ▼データ  これまでの横峯の1ホールワーストスコアは05年伊藤園(13番パー5)の9打。90年以降の女子ツアーでは能登亜希(01年リゾートトラストの1番パー5)と紫垣綾花(03年プロミスの13番パー5)の14打がワースト記録。90年以前には伊藤玲子(伊藤礼に改名)が89年anクイーンズで記録した16打がある。男子ツアーでは立山光広(06年アコムインターナショナルの8番パー3)の19打。

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2009年6月7日のニュース