東京五輪のPRブース 初日は約300人訪問

[ 2009年3月25日 15:17 ]

 五輪関係者らを集めた一連の会議「スポーツアコード」が24日から米コロラド州デンバーで始まり、2016年夏季五輪招致を目指す東京のPRブースが会場内に登場した。着物姿のスタッフらが説明に当たり、午前10時のオープンから夕方までに「300人くらいが来てくれた」(川崎卓・東京都招致推進部副参事)と上々の滑り出しとなった。

 約4メートル四方のブースには、タッチスクリーン式の大型画面を設置。東京を紹介するビデオを流しながら、用意した数種類の冊子を配布し、立ち止まってくれる人には画面を使って「世界一コンパクトな大会」の開催計画を説明した。国際オリンピック委員会(IOC)のハイベルク理事(ノルウェー)やフレデリクス委員(ナミビア)らも訪れたという。
 招致を争うシカゴ、リオデジャネイロ、マドリードの各都市も同じ広さのスペースを与えられ、近くに軒を並べる。華美な土産の禁止などIOCが競争過熱に目を光らせるが、マドリードは赤ワイン、リオはエスプレッソマシンを置いてお国柄が表れた。
 4都市は26日のスポーツアコードで順番にプレゼンテーションを行い、PRブースも同日まで設置される。川崎副参事は「東京のフレンドリーさと、もてなしの心を伝えていきたい」と意気込んだ。(共同)

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2009年3月25日のニュース