ガッツポーズはダメ!理事長が高砂親方を口頭で注意

[ 2009年1月29日 18:26 ]

 日本相撲協会の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は29日、初場所千秋楽の優勝決定戦の勝利後に両手を上げてガッツポーズをするなど、品格を欠いた言動が目立つ横綱朝青龍の師匠である高砂親方(元大関朝潮)に対し、口頭で注意した。

 武蔵川理事長は東京・両国国技館で伊勢ノ海事業部長(元関脇藤ノ川)とともに約10分間にわたって高砂親方を注意。同理事長は「厳重にやってくれと、厳しく言った。今後こういうことがあったら大変なことになる」と話した。ただ帰国中のモンゴルから30日に再来日予定の朝青龍による直接の謝罪は求めておらず「ちゃんと師匠が伝えて、今後2度とないようにしてくれ」にとどめた。
 高砂親方は「朝青龍には力士として、横綱としてもう少し厳しく自覚をもたせないといけない。わたし自身にも甘さがあった」と師弟による認識不足を反省。ガッツポーズについては「あまり深く考えていなかった。千秋楽に注意しておけば良かった」と話した。
 この問題は直後に開かれた相撲協会の理事会や師匠会では議題に上らず。ただ出席した複数の親方衆は「どんどん言うべきだ」や「注意するのが遅すぎるくらいだ」との感想を漏らした。

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2009年1月29日のニュース