五輪招致のライバル…合宿地も米と争奪戦

[ 2009年1月29日 21:32 ]

 日本オリンピック委員会(JOC)が2012年ロンドン五輪の事前合宿の拠点として契約を目指す英国のラフバラ大が、米国からも同様の要請を受けて二者択一を迫られていることが29日、分かった。東京が立候補している16年夏季五輪招致でもシカゴが強敵の米国が、合宿地の選定でも壁になりそうだ。

 ロンドンの北約150キロに位置し、世界有数のスポーツ施設を備えるラフバラ大には、日本のほかに米国、カナダ、中国、韓国が合宿先として提携を希望。同大関係者によると、日本と米国が最終候補に残っている。大学側は人材交流や技術協力など五輪後も長期的な提携関係を望んでおり、その点でも日米とは思惑が合致する。ただ「2カ国を同時に受け入れることは不可能」(関係者)として、近くどちらかに絞り込む方針という。
 ラフバラ大とはナショナルトレーニングセンター(NTC)も初の海外ネットワーク拠点として提携を検討している。

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2009年1月29日のニュース