遼くん「順位の目標を口にするのは失礼」

記者会見でポーズをとる石川遼

　【マスターズ出場決定◆石川遼に聞く】

　シックなグレーのスーツに身を包んだ石川遼は、関係者から花束を贈られると、はじけんばかりの笑顔を浮かべ、英語で感謝のスピーチも行った。
　――いまの気持ちは
　「いまでも興奮を抑え切れない自分がいる。想像するよりもはるかに素晴らしいことがたくさん待っていると思う」
　――自身にとってのマスターズとは
　「まだまだ夢の舞台。何回も何十回も出場できる選手になって、予選通過、優勝と目標が変わっていけばいい」
　――戦ってみたい選手は
　「戦うという言葉はまだ言えない。ウッズ、ミケルソン…。まだまだ会ってみたいだけの存在」
　――順位の目標は
　「予選通過のレベルも分からないし、順位の目標を口にするのは（周囲に）失礼とも思う。まずはベストを尽くしたい」
　――オーガスタの印象は
　「楽しみは１２番のショートホール。テレビでは伝わらない難しさがあるんじゃないかと、ものすごく楽しみ」
　――どんなプレーを
　「自分の打ち方でプレーして、通用しないことを知るのも財産。全力でぶつかってどういう結果になるのか楽しみ」
　――世界で戦うときに必要だと思うことは
　「一番は言葉、英語だと思う。英語が理解できないだけで多くの情報を失ってしまう。この４試合でアメリカの芝や雰囲気にも慣れたい」