石川、消化不良の5位…次の挑戦スタート

[ 2008年12月7日 17:29 ]

最終日、バンカーショットを放つ石川遼。通算8アンダーで5位に終わった

 石川にとっては消化不良気味の終幕だった。勝負の最終日でイーブンパー。優勝したシンには前半で離され、優勝争いに加われなかったとあって「今季をまだ振り返る気持ちになれない。きょうは悔しかった」と唇をかみしめた。

 この日はショット、パットともにいまひとつ。序盤の4番で約1メートルのパーパットを外して最初のボギーをたたく。「最終日にああいうのが出てほしくなかった」。これを引きずることこそなかったが、その後もスコアは一進一退。流れは最後までつかめなかった。
 5位の好成績にも反省ばかりが口をつき「優勝争いをするために、必要なことができなかった」と悔やんだ。
 プロ1年目の今シーズンは苦しかった前半を乗り切り、終盤戦は華々しい活躍だった。「もう終わっちゃった」。うまくなることだけを考え続ける17歳は、最終戦を終えても立ち止まることはない。年明けに行われるアジアと欧州の団体対抗戦、ザ・ロイヤル・トロフィーに向け「きょうから練習したい」と、さっそく次の挑戦へスタートを切った。

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2008年12月7日のニュース