遼くん　予選通過圏外に後退も後半ばん回

１アンダー、４０位タイで予選通過した石川遼。ラウンド後のインタビューで頭をかく

　【男子ゴルフツアー　ブリヂストン・オープン第２日】珍しいキャップ姿でも無事に予選は突破した。雨が強かったこともあり、石川はサンバイザーの代わりに昨年８月の全国高校選手権以来となるキャップ姿で登場した。２番でダブルボギーを叩くなど前半を終えて予選通過圏外の２オーバーまで後退。だが「先週の日本オープンと同じリズムにした」とワッグル（アドレスに入ってからクラブを揺らす動き）の回数を初日よりも１回増やし、十分に間を取ることでティーショットが安定。後半の１０番からツアーでは自身初の４連続バーディーを奪ってばん回した。

　「今は調子がいいのでラウンドを重ねて技術を磨きたい。何が何でも予選を通りたかった」。３日目はジャンボ尾崎と同組になった。開幕前の練習ラウンドも一緒に回ったが、試合では５月の中日クラウンズ以来。「ちょっとでもうまくなったと言われるように頑張りたい」と話した石川は、「ジャンボさんも気合が入ってるので、あのホールは楽しみです」と御神木越えのティーショットを放つ１６番パー５での飛ばし合いにも意欲を見せた。