連覇の吉井“自分を超えたかったから”

　【スピードスケート・全日本距離別選手権第２日】女子五百メートル２連覇の吉井が、仕上がりのよさを印象づけた。

　１回目は最終カーブの入り口でコース取りに失敗しながらもトップ。そのミスを修正した２回目は３８秒２５の大会新をマークし、「去年の自分が出した記録を更新したいと思っていたから…」と笑みを見せた。
　「自分が練習でやってきたことをやり尽くすつもりで滑った」と意識したのは優勝ではなく、世界で通用する滑り。「直線をいろいろと改善している。スタートもうまくいったし、残りも加速できた」と手ごたえを口にした。