小塚は男子SPで3位/スケートアメリカ

[ 2008年10月25日 16:09 ]

男子SPで演技を終え、ガッツポーズする小塚崇彦

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケートアメリカは24日、米エバレットで開幕し、男子ショートプログラム(SP)で小塚崇彦(トヨタ自動車)が自己最高を大きく更新する80・10点をマークして3位につけた。エバン・ライサチェク(米国)が81・30点で首位。

 ペアの井上怜奈、ジョン・ボルドウィン組(米国)はSPで5位と出遅れた。

 ≪会心の演技にガッツポーズ≫男子SPで会心の演技を見せた小塚は「うれしさが込み上げてきた」とガッツポーズ。2連続3回転やトリプルアクセル(3回転半)などすべてのジャンプを正確に決め、ステップやスピンでも高得点を引き出した。初出場で8位と健闘した3月の世界選手権でマークした自己最高を9・19点も上回った。
 公式練習ではステップで転倒するなど緊張が感じられたが、本番は堂々たる滑り。「世界選手権でハイレベルな選手と争っていい勉強になった。このままじゃ駄目だと思った」。競技に自発的に取り組むようになり、振付師にも積極的にアイデアを提案したと変化を語る。
 「まだSPが終わっただけ」と言う通り、フリーで真価が問われる。4位とは約13点も開いた一方で、上位2人とは小差。「フリーは4回転を跳ぶ」と攻めの姿勢で、さらに上を目指す。(共同)

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2008年10月25日のニュース