谷原が通算8勝目 賞金ランキング首位に

[ 2008年9月28日 16:30 ]

通算16アンダーで優勝した谷原秀人

 パナソニック・オープン最終日は28日、大阪府茨木CC西コース(7040ヤード、パー70)で行われ、谷原秀人が5バーディー、1ボギーの66で回り、通算16アンダーの264で通算8勝目を挙げて賞金4000万円を獲得した。今季2勝目の谷原は賞金ランキングで首位に立った。

 谷原と並び首位でスタートした前週覇者の矢野東が1打差の2位。さらに1打差で久保谷健一とW・リャン(中国)が続いた。昨年の全米オープン選手権を制したアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)は18位に終わった。

 ≪リード許さずに逃げ切り≫谷原は最後のパットを決めると、タレントの絢香夫人にそのボールを手渡した。ことし7月に結婚してから初優勝だ。「結婚して駄目になったとか言われたら申し訳ない。昨夜、『絶対に投げないで』と言われていたから」と照れくさそうに笑った。
 コーチとトレーナー、用具メーカーが同じで一学年違いの矢野との一騎打ち。2打目がバンカーのあご付近に落ち、ピンチだった15番でパーを拾えたことが大きかった。「どのバーディーよりうれしかった」という。2打差に迫った矢野が17、18番の連続バーディーで重圧をかけてきても17番のバーディーで逃げ切った。競っているようで、ライバルに一度もリードを許さなかった。「楽しかった。(矢野)東はボギーを打たないし、パットもうまかった」と余裕のコメントでたたえた。
 3年前に失敗している米ツアーの再挑戦を目指している。「世界で戦うにはパットの技術を上げないと」と新たな課題を掲げた。

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2008年9月28日のニュース