“プチランナー”佐伯が初マラソンV

[ 2008年9月1日 06:00 ]

女子優勝の佐伯は会心の笑みを浮かべる

 陸上の北海道マラソンは31日、札幌市・真駒内セキスイハイムスタジアム~中島公園の42・195キロで行われ、女子は初マラソンの佐伯(さはく)由香里(19=アルゼ)が2時間31分50秒で初優勝した。昨年の東京を制した新谷仁美(20=豊田自動織機)が2時間32分19秒で2位。男子は高見沢勝(27=佐久長聖教員ク)が2時間12分10秒で初優勝。順大時代に箱根駅伝の5区で活躍した初マラソンの今井正人(24=トヨタ自動車九州)は2時間18分34秒で10位だった。

 1メートル43、32キロの“ミニマム級ランナー”佐伯が、マラソンデビュー戦で28キロすぎから独走。来年の世界選手権(ベルリン)の代表選考材料になるレースを制し「後半、脚が重くなったけど、最後まで走り切れて良かった」と喜んだ。千葉・佐原高から小出義雄代表率いる佐倉ACに加入。あまりの練習熱心さで約3週間前には体重が28キロに落ちたが、小出氏は「体のハンデがあっても努力すれば結果が出るということ」と話した。

続きを表示

2008年9月1日のニュース