背泳ぎの森田引退「自分の力は出し切った」

[ 2008年9月1日 11:57 ]

現役引退を表明した森田

 アテネ五輪の競泳男子百メートル背泳ぎと四百メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得した森田智己(24)=セントラルスポーツ=が1日、現役引退を表明した。北京五輪では百メートル背泳ぎ準決勝で敗退し「これから先が見えなくなった。自分の力は出し切った」と話した。関係者によると、今後はスポーツ医学の道を志すという。

 169センチと小柄ながら、スタート、ターンなどの高い技術で補い、日本選手権で7連覇するなど第一人者として活躍。しかし昨冬に腰を痛めてから精彩を欠いていた。
 一番の思い出に、アテネ五輪と3度の世界選手権のメドレーリレーで表彰台に立ったことを挙げ「(北島)康ちゃんと北京で一緒に泳げなかったことが唯一の心残り」と話した。

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2008年9月1日のニュース