五輪代表選手 この時期に熱中症でリタイア

[ 2008年7月14日 06:00 ]

 トライアスロンの大阪国際舞洲大会で、北京五輪男子代表の山本良介(29=トヨタ車体)と田山寛豪(26=チームブレーブ)がともに途中棄権した。山本は熱中症になり、ランの途中でリタイア。田山は腰痛のため、バイクの途中で競技を中止した。優勝を五輪代表ではない福井英郎(トヨタ車体)に譲った2人は、本番に不安を残す結果となった。

 「北京五輪代表」と連呼されスタートした2人だったが、田山は2種目目のバイクで、山本は1位で入った最後のランでリタイアした。軽い脱水症状を起こした山本は「直射日光が思ったより強かった。北京はここまで強くないだろうけど暑さ対策をしないと」と猛省。しかし、日本トライアスロン連合は本番の気温を「28度から32度と想定」しており、この日のスタート時の気温は32・5度。直前までの北海道合宿で疲労がピークだったこともあるが、本番を前に不安を露呈した。

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2008年7月14日のニュース