芝65連勝!フェデラー6連覇王手

[ 2008年7月5日 06:00 ]

男子シングルス準決勝でマラト・サフィンを下し、ガッツポーズするロジャー・フェデラー

 テニスのウィンブルドン選手権第11日は4日、英ロンドンオールイングランドクラブで行われ、男子シングルス準決勝で第1シードのロジャー・フェデラー(27)がノーシードから勝ち進んだマラト・サフィン(28)に6―3、7―6、6―4で勝利を収め、ウィリアム・レンショー(英国)以来、史上2人目の6連覇へあと1勝とした。第10日には女子シングルス準決勝でセリーナ・ウィリアムズ(26)がアジア勢初の決勝を狙った鄭潔(25)にストレート勝ち。決勝は姉のビーナス・ウィリアムズ(28)との5年ぶり3度目の姉妹対決となった。混合ダブルス準々決勝では杉山愛(33)ケビン・ウリエット(33)組が敗れ、日本勢はすべて敗退した。

 フェデラーが元世界ランク1位のサフィンを最強サーブでねじ伏せた。第1セットはわずか24分で粉砕。第2セットは相手の長身から繰り出すサーブにやや苦しんだがタイブレークの末、奪取。第3セットも「うまくいった。プレッシャーをかけられた」という安定した強いサーブでほんろう。これで芝コートでの連勝を65に伸ばし、今大会はいまだに1セットも落としていない。完全優勝に向け、王者は「いい気分」と余裕の口ぶりだった。

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2008年7月5日のニュース