藍　上位２０人目指し秋も米ツアー専念へ

　米女子ツアー３年目の宮里藍（２３＝サントリー）が３日、今秋に日本ツアーに参戦する方針を変更し、米ツアーに専念したい意向を明かした。

　長いスランプから脱した宮里が「全英オープン以降の予定は分からないけど、秋口もこっちをメーンでやりたい」と言い切った。今年は不振でも変わらずに応援してくれたファンのためにと秋以降は日本に腰を据えて大会に出ることも視野に入れていたが、ここに来て気持ちは一変。米ツアーが２試合しか開催されない９月に一時帰国し、日本女子プロなどにスポット参戦する可能性こそ残しつつも「日本の試合も出たいけど、こっちのツアーで勝つために頑張りたい。チャンスは１試合でも多い方がいい」と復調した手応えから米国で力を試したい考えが強くなった。
　当面の最大の目標は今季メジャー優勝者や世界ランク上位者ら２０人しか出場できない１０月「サムスン選手権」（米カリフォルニア州）の出場。ただ、「トップ２０に入ったら予定は変わる」とも語っているため、出場権を得れば、日本ツアーの本格参戦を検討する可能性もある。