星野が単独首位に浮上/ツアー選手権

[ 2008年7月5日 18:03 ]

第3日、通算11アンダーで単独首位の星野英正

 UBS日本ツアー選手権宍戸ヒルズ第3日は5日、茨城県宍戸ヒルズCC(7280ヤード、パー71)で行われ、2位から出た30歳の星野英正が6バーディー、1ボギーでこの日のベストスコア66をマークし、通算11アンダー、202で単独トップに浮上した。前日まで2日間首位だった久保谷健一と、岩田寛が3打差の2位。

 通算6アンダーでブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)が続き、さらに1打差の5位が平塚哲二。2連覇とツアー通算25勝目を狙う片山晋呉は後半だけで6ボギーと崩れ、通算イーブンパーの17位に後退した。
【第3R成績


 「余裕はすごくある。不安は一つもない」と振り返った通りのラウンドで、星野が通算3勝目へ大きく前進した。6バーディー、1ボギー。多くの選手が手を焼く難コースを軽快に回った。

 1番で第2打をピンにピタリと寄せてバーディー発進。3番では5メートルのバーディーパットを沈めた。3日間でフェアウエーキープ率1位、平均パット数は4位の安定ぶりだ。「暑いし体力を残さないと。(パッティング)ラインをしゃがんで読むのも後半だけにした」と、最終日まで視野に入れての戦いだった。

 アマチュアで数々のタイトルを獲得したがツアーの勝利は2年前が最後。勝てば来年から5年のシードが得られる。タイトルを目前にし「もちろん取りたい。5年あればゴルファーとして何かを変えられる」。淡々とした口調だが意欲をむき出しにした。

 最終日で回るのは2日続けて、同じ宮城県出身の岩田。東北福祉大の後輩でもあり、ともに江連忠コーチの指導を受けている。同コーチは「寛が伸びてきて、英正もしっかりゴルフをするようになった」と評する。星野は「寛はまだ1勝もしていない。経験だって違う。自分のゴルフができれば大丈夫」と言い切った。

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2008年7月5日のニュース