松浪副大臣 相撲協会に外部役員起用催促

[ 2008年7月5日 06:00 ]

 文部科学省の松浪健四郎副大臣は4日、同省で会見し、日本相撲協会に対し早急に外部役員の起用を進めるように注文した。「相撲協会から(外部役員を起用するという)報告を受けてからだいぶ時間がたっている。できるだけ早くやってほしい」と厳しい口調で語った。一方、北の湖理事長(元横綱)は「時期や人選などは簡単に言えない。寄付行為(財団法人の規則)を変えることも必要で評議員会の承認も得なければいけないから」と慎重に手続きを進めていることを強調した。

 また、松浪副大臣は相撲協会の約77億円の内部留保についてもあらためて改善を求めた。「公益法人の内部留保は年間の総事業費の30%以内が望ましい金額とされている。しかし相撲協会は67%と突出している。多額の内部留保をどのような目的に使うつもりなのか。明確な説明または改善がない場合は再度調査する」と指摘した。

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2008年7月5日のニュース