桃子 順位1つ落とし12位、李知映首位

[ 2008年6月8日 09:48 ]

第3ラウンド、12番でバンカーショットを放つ上田桃子

 女子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米女子プロ選手権は7日、米メリーランド州ハバードグラスのブルロックGC(パー72)で第3ラウンドを行い、上田桃子は71で回ったものの、通算6アンダーの210で、前日の11位から12位に順位を1つ落とした。

 猛暑の中、上田は前半が2バーディー、1ボギー、後半はすべてパーと粘った。李知映(韓国)が、通算12アンダーの204でトップに立った。1打差の2位がマリア・ヨース(スウェーデン)、首位で出たロレーナ・オチョア(メキシコ)はアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)と並んで、首位と2打差の3位につけている。

 ≪パット不調で我慢のゴルフ≫気温35度を超える猛烈な暑さ。湿度が高く、体感温度はそれ以上だった。我慢のゴルフで71にまとめた上田は「集中力を切らさないことがきょうのテーマ。それは最後までできた」と振り返った。この日は暑さだけではなく、パットにも悩まされた。2番で4メートルを沈めてバーディーを奪うが、3、4メートルの距離がなかなか決まらず、それ以降はもどかしいラウンドが続いた。
 「ラインがフックとスライスと、どっちにも見えるところがあって」と前日のようなグリーンの読みがさえず、打ち切れない。最終18番で7メートルのバーディーパットがカップのすぐそばで止まるなど運にも見放され「パットが入らない悪い運は使い果たした。あしたは入ってくれると思う」と持ち前の明るさで話した。順位は1つ落としたものの、ショットは好調を維持。「一打一打最善を尽くすだけ。その結果が優勝だと思う」と最終日の追い上げを誓った。(共同)

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2008年6月8日のニュース