パシフィック杯 日本は黒星スタート

[ 2008年6月8日 17:50 ]

<日本―オーストラリアA>後半、突破を図る遠藤(中央)

 ラグビーのパシフィック・ネーションズカップは8日、福岡・レベルファイブスタジアムで行われ、日本代表はオーストラリアAに21―42で敗れて、黒星スタートとなった。代表の下に位置するオーストラリアAは1勝で勝ち点5。

 日本代表は前半に4トライを許して3―28で折り返した。後半に途中出場の谷口(トヨタ自動車)が2トライを挙げたが、及ばなかった。
 この大会には日本と南半球の格上5チームが参加。日本代表は第2戦(15日・ユアテックスタジアム仙台)でトンガ代表と対戦する。

 日本代表は善戦した。前半は1対1の局面でのタックルが甘くなり、ラックから素早い攻撃を許して、トライを奪われた。プロップの西浦は「ラックでスローテンポにしようとしたけれども、何かいなされた感じ。向こうのうまさなんでしょうね」と舌を巻いた。
 だが、後半は防御をきっちり修正。体を張った激しいプレーで攻め込ませなかった。攻撃でもシンビン(一時退場)で数的優位になった状況を逃さず、2トライを挙げた。昨年の大会では10―71と大敗した相手。着実な進歩の跡を示し、カーワン・ヘッドコーチは「後半のスコアでは勝っている。日本のレベルを披露できた」と満足げだった。

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2008年6月8日のニュース