ロサンゼルス場所初日 朝青龍が優勝

[ 2008年6月8日 15:08 ]

朝赤龍をつり出しで破り優勝した朝青龍

 大相撲のロサンゼルス場所は7日、ロサンゼルスのメモリアル・スポーツ・アリーナで開幕し、幕内41力士によるトーナメント戦で横綱朝青龍が決勝で同じ高砂部屋の小結朝赤龍をつり出して優勝した。横綱白鵬は準決勝で朝赤龍に寄り切りで敗れた。

 ロサンゼルスでの巡業は27年ぶりの開催。朝青龍は初戦の2回戦から順当に勝ち上がり、準々決勝で関脇安馬、準決勝で大関琴光喜を退けた。
 千秋楽の8日もトーナメント戦を実施し、朝青龍以外の力士が優勝すれば、総合優勝決定戦を行う。

 ≪白鵬とは目合わせず≫朝青龍の決勝の相手は、夏場所千秋楽で遺恨を残した白鵬ではなく、朝赤龍だった。白鵬とは相変わらず目を合わせなかったが、初日を制したことに「決勝ではうまく2本差せた。でも、(取組の間隔が短くて)疲れたよ」と冗談めかすなど、上機嫌だった。この日の午前中に地元のモンゴル人学校を訪問。会場ではモンゴル国旗が振られるなど、地元の同胞から多くの声援を受け「応援に来てもらったので、いいところを見せたかった。力になった」と感謝した。(共同)

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2008年6月8日のニュース