伊調姉妹はそろって優勝

[ 2008年3月20日 21:12 ]

 レスリングのアジア選手権第3日は20日、済州島(韓国)で女子の7階級を行い、北京五輪での姉妹金メダルを目指す48キロ級の千春、63キロ級の馨の伊調姉妹はそろって頂点に立った。姉の千春は手堅い試合運び、妹は技術の高さと、ともに持ち味を出して3試合を勝ち抜いた。

 五輪出場が決定済みの姉妹にとっては、調整や確認の意味合いが強い大会だった。攻撃パターンを増やそうとしている姉は「試合が始まるとやっぱり負けたくなくて慎重になった。練習してきたことを出せなかった。最悪の国際大会」と不満な様子。

 妹は、警戒する相手に狙い澄ましたタックルを何度か決めたことを収穫に挙げた。「優勝よりも中身にこだわっていた。来てよかった」と笑顔で話した。(共同)

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2008年3月20日のニュース