真央ちゃん2位 安藤は出遅れ

[ 2008年3月20日 00:52 ]

女子SPで演技する浅田真央

 フィギュアスケートの世界選手権第2日は19日、イエーテボリ(スウェーデン)で女子ショートプログラム(SP)を行い、2月の四大陸選手権覇者で昨季2位の浅田真央(愛知・中京大中京高)は冒頭の2連続3回転などのジャンプを成功して今季自己最高の64・10点を叩き出し2位につけた。

 昨季5位の中野友加里(早大)は連続ジャンプなどをすべて決め、自己ベストの61・10点で3位。2連覇を目指す安藤美姫(トヨタ自動車)は昨季使用した演目「シェエラザード」に変更したが、連続ジャンプを3回転―2回転にするなど、59・21点で8位と出遅れた。

 欧州選手権女王のカロリナ・コストナー(イタリア)が64・28点で首位に立ち、グランプリ(GP)ファイナル2連覇のキム・ヨナ(韓国)は3回転ルッツで転倒して59・85点で5位となった。女子SPは53人が出場し、20日のフリーはSPの上位24人が進出。

 ≪安藤弱気が裏目?≫安藤はともに3回転を予定していた冒頭の連続ジャンプの二つ目が2回転になった。前日は「二つ目のジャンプにつながらない」と不安を吐露。この日午前の練習でも精彩を欠いていたため、得点源のジャンプを演技直前に変更した可能性もある。
 大会前に前回初優勝したときに使用していた交響組曲「シェエラザード」へ戻すことを決めた。慣れ親しんだ曲で好発進を狙ったが、今季のこれまでからレベルを落としたスピンもあり、滑りはスピードを欠いた。
 自己最高点を8点以上も下回る59・21点。日本選手初の2連覇にはフリーで完ぺきな演技が求められる。

 ▼中野友加里の話 これ以上できないというくらいの演技ができた。やれることはやった。大事なのは明日(20日のフリー)。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)がすべてではない。一つ一つ丁寧にやりたい。(共同)

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2008年3月20日のニュース