“退会処分”に協会困惑顔

[ 2008年3月6日 06:00 ]

理事会後、会見する石川会長代行

 日本オリンピック委員会(JOC)の加盟団体審査委員会が、日本バスケットボール協会を退会処分相当とする方針を出したことを受け、日本協会の石川武会長代行は5日、定例の理事会後に「書面などで正式に受け取ってないのでコメントできない」と話した。あす7日にJOCの竹田恒和会長と会談するという。理事会では、6月の北京五輪世界最終予選の女子日本代表候補17選手を承認。4月1日に強化合宿に入るが、JOCの処分についてはほとんど話し合われなかったという。

 一方、日本体協会長で衆院議員の森喜朗氏はJOCの方針について「個人的には若干疑問を持っている。JOCがそこまでできるのか」と発言。会長候補となっている麻生太郎衆院議員の下、「(現執行部は)全部辞めて麻生さんにお願いしたらいい」と話した。

 ≪大神 WNBA挑戦≫日本協会の混乱の中、日本代表の司令塔・大神(おおが)が米女子プロバスケットボールリーグ、WNBAへの挑戦会見を行った。「ゴタゴタを吹き飛ばすくらいのパフォーマンスを追求したい」と気合十分。4月上旬に渡米し、昨季優勝のフェニックス・マーキュリーのトライアウトを受ける。萩原美樹子以来、2人目の日本人WNBAプレーヤーに向けて「周りにどれだけ気を配ってパスを出せるか」と話していた。

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2008年3月6日のニュース