お別れ「社会主義最高の美ぼう」

[ 2008年3月6日 22:31 ]

 氷上の「カルメン」にお別れ――。フィギュアスケート女子で1984年サラエボ、88年カルガリー両冬季五輪と2連覇したカタリナ・ビット(42)が4日夜にドイツのハノーバーで行われたアイスショーで、代名詞ともいわれた「カルメン」を舞い、プロスケーターを引退した。

 旧東ドイツ出身のビットは米タイム誌で「社会主義最高の美ぼう」と評された容姿となまめかしい演技で世界を魅了。カルガリー五輪ではライバルのデビ・トーマス(米国)と同じカルメンを演じ、「カルメンの戦い」と呼ばれた。
 最後のショーを終えたビットは「よくやった。恐れていたよりも涙は出なかったわ」と話した。(AP=共同)

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2008年3月6日のニュース