正式退会だと五輪へ選手派遣ダメ

[ 2008年3月5日 06:00 ]

 5日に行われる日本バスケットボール協会の理事会や、今後のJOC内の論議次第で最終結論が変わる可能性はあるが、もし正式に退会となれば、難問が発生する。各国NOC(日本ならJOC)傘下の国内唯一の統括団体でなければ、基本的には五輪への選手派遣はできない。女子日本代表は6月にスペインで行われる世界最終予選に出場する予定で、北京五輪の出場権を獲得した際の対応が問題となる。

 ただし、前回アテネ五輪では国内2団体が激しく対立したテコンドーで、女子の岡本依子が派遣されている。この時、JOCは救済措置として五輪憲章細則を利用し、JOC主体で個人参加させる策を選んだ。市原委員長は「選手の強化活動に支障がないようにという意見はあった」と対策を検討する必要性を口にした。

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2008年3月5日のニュース