朝青龍 上機嫌の奉納土俵入り

[ 2008年3月5日 06:00 ]

 大相撲春場所(9日初日、大阪府立体育会館)で4場所ぶりの優勝を狙う横綱・朝青龍が4日、大阪・北区の大阪天満宮で奉納土俵入りを行った。同天満宮での土俵入りは49年の横綱・東富士以来59年ぶり。雲竜型の土俵入りを披露し、最近では珍しく穏やかな表情で一日を過ごした。

 不気味なほどの上機嫌には訳があった。この日、高砂部屋を安馬、安美錦、高見盛が出稽古で訪れた。横綱昇進当時は多数の力士が出稽古に来ていたが、近年では珍しい光景。普段は相手を求めて早朝から車を走らせる朝青龍も、自分の部屋でじっくり稽古できた。安馬、高見盛を相手に14番を取って11勝。「(奉納)土俵入りがあったので、番数は少なかったけど、いい汗をかけた」。声を出して若い衆を指導するなど横綱らしい振る舞いも見せた。3年前に大阪天満宮を正式参拝した際は優勝。「今年もしたいですね」と最後まで笑顔だった。

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2008年3月5日のニュース