シャラポワ 2年連続決勝進出

[ 2008年1月25日 06:00 ]

テニスの全豪オープンで決勝進出を決めて喜ぶシャラポワ

 テニスの全豪オープン第11日は24日、メルボルンのメルボルン・パークで男女シングルス準決勝などを行い、女子シングルス準決勝では第5シードのマリア・シャラポワ(20)が第3シードのエレナ・ヤンコビッチ(22)をストレートで下し、2年連続の決勝進出を決めた。26日の決勝ではダニエラ・ハンチュコバ(24)を破った第4シードのアナ・イワノビッチ(20)とともに全豪オープン初優勝を懸けて対戦する。また、男子準決勝では、ノーシードの世界ランク38位、ジョーウィルフリード・ツォンガ(22)が第2シードのラファエル・ナダル(21)をストレートで破る波乱を起こした。(メルボルン・山口奈緒美通信員)

【全豪オープン Go!アスリート シャラポワ】

 抜群の集中力だった。シャラポワは直前の降雨で会場であるロッド・レーバー・アリーナの屋根が閉じるまでに時間を要し、開始を待たされた。しかし、第1セットが始まると強烈なフォアハンドを両隅に打ち込み、5ゲームを連取し、6―3で奪取。続く第2セットは腰の痛みを訴えたヤンコビッチが治療でコートを離れると、第1セットに不調だったサーブを相手のいないコートに打ち続けて修正。再び4ゲームを連取し、6―1で片づけた。試合巧者のダベンポート、第1シードのエナン、力をつけてきたヤンコビッチらを相手に6試合連続のストレート勝ちにも「自分のすべきことだけに集中した」と余裕の表情だった。

 四大大会では昨年の全豪準優勝以来の決勝進出だ。記者会見場に入ると、コート上とは別人のように歌を口ずさむほど上機嫌。「過去の成績より上に行きたい。それが常に目標」と06年全米オープン以来となる四大大会3度目、そして全豪初制覇へ意欲は十分だ。

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2008年1月25日のニュース