くよくよしても…吉田が再始動

[ 2008年1月25日 22:53 ]

 19日に中国で行われたレスリング女子の国別対抗戦、ワールドカップで米国選手に敗れて連勝が119で止まった55キロ級の吉田沙保里(綜合警備保障)が25日、愛知県大府市の中京女大で練習を再開した。

 21日の帰国後は三重県の実家で静養、負けた試合のビデオを見たという。この日の久しぶりの練習では、50人を超える報道陣に見守られながら、敗因となった返し技への対策を念入りに研究した。敗戦直後に泣きじゃくった吉田は「悔しさは消えないが、くよくよしていても始まらない」と語った。
 返し技を警戒しつつも「ずっと攻めるレスリングで勝ってきた。北京でもそれを貫いて勝ちたい」とあらためて宣言。所属先が同じ柔道男子の井上康生や、交流のある女子ゴルフの上田桃子ら、激励のメールを100件近く受け取ったそうで「どれだけたくさんの人に支えられているかを知った」と感謝した。
 今後は3月のアジア選手権(韓国)への出場は見送り、4月の全日本女子選手権(旧ジャパンクイーンズカップ)には出る意向を明かした。

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2008年1月25日のニュース