朝青 師弟で白鵬を“ほめ殺し”

[ 2008年1月20日 06:00 ]

 大相撲初場所7日目、朝青龍が綱渡りで勝利を手にした。立ち合いで右から張ったものの、まわしに手が届かず、出島に土俵際まで押し込まれた。館内がどよめいた瞬間、捨て身のすくい投げで逆転勝ち。立ち合いで踏み込めなかった内容を振り返り「最後は慌てなかった。でも、まだ相撲的に良くないね」と表情を曇らせた。

 それでも1敗を死守して全勝の白鵬を追走。ライバルの印象を聞かれると「きょうね、最後ね、うまかったね、投げね。こっちは自分の相撲で精いっぱい」と言ってニヤリ。TBSラジオでゲスト解説した師匠の高砂親方(元大関・朝潮)も「(白鵬は)横綱に上がった時のように落ち着きある相撲が取れている」と最大級の評価を与えた。自身は完調にはほど遠いが、師弟そろっての“ほめ殺し”でライバルに圧力をかけた。

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2008年1月20日のニュース