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7校目偉業へ 仙台育英 白河の関 2年連続PVで連覇後押し

[ 2023年8月22日 05:30 ]

決勝進出を決めスタンドに駆け出す仙台育英ナイン(撮影・藤山 由理)
Photo By スポニチ

 第105回全国高校野球選手権大会の決勝は、107年ぶり2度目の優勝を目指す慶応(神奈川)と、史上7校目の夏連覇に挑む仙台育英(宮城)が激突する。歴史的な挑戦に、白河関跡がある福島県白河市は、同史跡の前で仙台育英応援のパブリックビューイング(PV)開催を決定。2回目の「白河の関越え」へ熱いエールを送る。

 今年の夏も白河の関が熱くなる。

 白河市によると、同所でのPVは仙台育英が東北勢初優勝した昨夏に続いて2回目。PVについて「東北勢による“2年連続白河の関越え”の快挙を心から応援するため」としている。100席を用意し、同市の鈴木和夫市長に加え、隣接する西白河郡泉崎村の箭内憲勝村長も駆けつける予定という。

 人口約6000人の泉崎村は、実は仙台育英の投手で世代最速153キロ右腕の湯田統真(3年)の故郷。19日の準々決勝では今大会最速151キロをマーク。同校の最強投手陣の中でもひときわ存在感を放っている。

 湯田は小4から白河リトルに所属。最終学年の中1では、主将として全国大会にも出場した。成長を見守ってきた難波洋史総監督(88)は、21日の準決勝を白河市の自宅でテレビ観戦。決勝に駒を進めた直後、湯田の父・利行さん(43)から電話で報告を受け「楽しくプレーすれば結果はついてくる」とエールを送った。

 湯田について「素直に人の話を聞いて努力を惜しまない子」と称賛。「昔ははにかみ屋だったけど、高校進学後は顔つきが変わって、受け答えが堂々とするようになった。4万人の大観衆の中でも物おじしない投球につながっているのだろう」と誇らしげ。準決勝進出を決めた際には本人と電話で話し「仲間を信じてやりなさい」と激励すると、「一緒に頑張ってきた仲間と最後まで戦っていきます」と意欲を燃やしたという。

 「みちのくの玄関」白河は、地元企業が名産のだるまを仙台育英2連覇仕様にして売り出す準備に入るなど盛り上がる。「地域の野球少年は減少傾向。統真くんの背中を追いかけて野球を始める子が増えれば」と白河リトル関係者。慶応との頂上決戦には、白河の関から大声援が送られる。

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