京都男児殺害は「位置情報が注目された最初の事件」カメラ+位置情報 作家・浅沢英氏が指摘
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京都府南丹市で行方不明になった市立園部小の安達結希さん=当時(11)=の遺体が見つかった事件で、最新デジタル技術に詳しい作家の浅沢英氏は「GPSの位置情報が注目された最初の事件」と指摘した。京都府警は殺人の疑いで再逮捕された父親の安達優季容疑者(37)=死体遺棄容疑で逮捕、処分保留=のスマホやカーナビの位置情報を分析し、本人のスニーカーや遺体を発見。その場所に止まった時間の長さから捜査範囲を絞り込んだという。
近年の捜査はカメラが威力を発揮した。建物や道路を監視するだけでなく、事故対応で自家用車に搭載する人も増えた。それらの映像をリレーでつなぎ、初めて犯人逮捕に結びつけたとして注目されたのがハロウィンの東京・渋谷で暴徒により軽トラが横倒しにされた2018年の事件だった。
「確か2週間後に逮捕されたはず。都市部でリレーされたら捕まると認識されたと思います」
映像は、揺るがぬ証拠として採用できる。それ以前は容疑者の自白や周辺の聞き込みに頼った。「逮捕までのスピード感もそうだし、裏付けがある捜査になった」。えん罪を防ぐ意味でも効果は大きかった。
ただ、防犯カメラの少ない地域では位置情報がそれに代わった。スマホの位置情報をもしオフにしてもその電波は近隣の基地局が拾っている。犯人はこの山にいたのではないか?と推測することは可能だという。カメラだけでなくGPS。後々、犯罪捜査史上の大きな転換点と位置づけられる可能性がある。
技術の進歩は反面、身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」によるサイバー攻撃も生んだ。暗号化されたデータを復元するためハッカーに身代金を支払った日本企業は少なくとも222社に上ることが先月、一般財団法人の調査で分かった。
浅沢氏は新作の推理小説「ジオフェンス 蔦谷昴一郎の捜査録」(徳間書店)を13日に出版する。ジオフェンスとはスマホの位置情報を活用した技術。仮想的な境界線で囲まれたエリアへ入ったスマホにユーザーの行動や趣味を把握した上での広告を表示したり、クーポンを提供する。同作には歩容認証システム、顔認識システム、自動運転、コネクテッドカーなどの最新技術も登場する。
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