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【李忠成インタビュー(4)】シンガポールサッカー界発展へ寄与「知見ある」喜熨斗勝史氏を招へい

[ 2026年2月9日 17:03 ]

タンピネス・ローバーズ副社長兼SDに就任した李忠成氏(左端)(本人提供)
Photo By 提供写真

 ACL2東地区の決勝トーナメントが11日から始まる。1次リーグを全勝突破したG大阪は浦項(韓国)と1回戦で対戦。多くの日本人がアジアで躍動する中、元日本代表FWの李忠成氏(40)はタンピネス・ローバーズ(シンガポール)の副社長兼任スポーツダイレクター(SD)として参戦している。11日の初戦コンアン・ハノイ戦(ベトナム)を前に、スポニチ本紙のインタビューに応じた。

 ■シンガポールサッカーへの寄与

 同国に移住して5年が経過した。日本サッカー発展に加えて、李忠成氏はシンガポールサッカーの成長も願っている。全体の底上げを図る上で重視するのはアカデミー組織の確立。「アカデミーが強くならなければ、トップは強くなれない。大人よりも子どもは頭が柔軟ですよね。将来は日本のアカデミー・メソッドをシンガポールに持ってきて、シンガポール・サッカーの発展に寄与していきたい気持ちがあります」。まだアカデミーを立ち上げたばかり。明確な形にするのには時間が掛かるが、速度を速めるために2月から招へいするのが喜熨斗勝史氏だった。

 「彼は色んな知見がある。監督、コーチ、フィジカルコーチ。さらに海外キャリアも豊富。英語が使えて、かつS級ライセンスを持っている日本指導者には数に限りがある。トータルのチーム・マネージメントスキルがすごく高い」。喜熨斗氏はドラガン・ストイコビッチ監督体制のセルビア代表で、コーチとして22年W杯や24年EUROにも参戦。アカデミー確立にも尽力してもらう予定で、トップチームからアカデミーまでの哲学を一貫させていく。「Jリーグ創成期はジーコやドゥンガ、サンパイオが来てブラジル人選手の力を借りて、サッカーを教えてもらって日本は成長してきた。現代は日本人が海外に出てサッカーを教えられるレベルになっていると思うし、輸入から輸出の時代。その架け橋になりたい」。最終的には「シンガポール代表がW杯に出る。その夢を抱いてやっています」と恩返しすることを約束した。

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