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昇降格なしで大胆に 足立修フットボールダイレクターが語る 百年構想リーグ見どころ

[ 2026年2月6日 04:45 ]

百年構想リーグの展望を語る足立フットボールダイレクター
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 明治安田百年構想リーグは6日にJ1、7日にJ2・J3が開幕する。26~27年からの秋春制へのシーズン移行に伴う約4カ月の特別大会。昇降格はなく、地域リーグラウンドや、PK戦決着を導入するなど通常のリーグ戦とは大きく異なる。Jリーグフットボール本部の足立修フットボールダイレクター(53)が見どころを語った。

 明治安田百年構想リーグは降格がないため、クラブは大胆な挑戦ができる。昨季は降格したら、特別大会と26~27年シーズンの計1年半を下部リーグで過ごすことになるので堅い試合が目立った。堅守速攻型のチームが多く1試合平均得点(2・4点で直近5年で最少)も少なかった。今季は各クラブが理想を追い、互いの良さを出し合う試合が増えることを期待している。

 半年後を見据えて強化できるため、若手を積極起用するクラブが増えることが予想される。1月のU―23アジア杯を制したU―21日本代表のメンバーは自信をつけたと思うので飛躍が楽しみ。さらに下の世代の16歳のDF長南開史(柏)、MF北原槙(FC東京)、17歳の吉田湊海(鹿島)らが台頭する可能性もある。J1からJ3の60チーム中27チームが新監督で、26~27年シーズンに向けて現有戦力を見極める期間でもあるため、チーム内の序列がどう変わるかも見どころになる。

 PK戦を導入した理由の一つに、日本サッカーのPKをどうにかしないといけないという思いがある。日本はW杯のPK戦で過去2戦2敗。公式戦で蹴る重圧は練習で再現できないので今大会を機に少しでもPK戦文化が根付いてほしい。PK専門GKや、遠藤(保仁)さんのコロコロPKのような独特のキックも出るかもしれない。W杯では高体連出身選手の成功率が高いデータ(高体連出身は4人全員成功、ユース出身は4人全員失敗)があり、蹴り手の背景に注目するのも面白い。

 実力が拮抗(きっこう)するJ2、J3の枠をなくしたことで同県対決が増えるのも魅力。ダービーに引き分けは面白くないので、そこでもPK戦は効いてくる。地域リーグラウンドでは勝ち点1につきJ1は200万円、J2・J3は50万円のボーナスもある。エンターテインメント性の高い設計にしたので、コアサポーターにも初めてスタジアムに足を運ぶ方にも楽しんでもらいたい。 (Jリーグフットボールダイレクター)

 ▼百年構想リーグ 地域リーグラウンドはホーム&アウェーの2回戦総当たりでリーグ戦を行う。90分で同点ならPK戦決着。PK勝ちは勝ち点2、PK負けは同1。J1はプレーオフラウンドで同順位同士がホーム&アウェーで戦い最終順位を決める。優勝チームは26~27年ACLE出場枠を獲得。J2降格はない。J1とJ2・J3のカテゴリーにかかわらず最も得点した選手を釜本邦茂賞として表彰する。

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