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【高校サッカー】夏冬連覇狙う神村学園に宿る“鹿実魂”「強い鹿児島を取り戻す」

[ 2026年1月2日 15:42 ]

第104回全国高校サッカー選手権3回戦   神村学園4―0水口 ( 2026年1月2日    U等々力 )

<神村学園・水口>後半、この日自身2得点目のゴールを決め喜ぶ神村学園・日高(撮影・西海健太郎)
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 総体覇者の神村学園(鹿児島)が水口(滋賀)に4―0で快勝して8強入りした。史上6校目の夏冬連覇に前進。東海学園(愛知)に6―0で大勝した初戦の2回戦に続き、前評判通りの強さを見せた。前半29分にFW倉中が横パスを左足ダイレクトで決めて先制すると、後半2分にDF細山田が追加点。同6分、18分にはFW日高がネットを揺らした。

 DF中野主将がJ2いわき、MF福島がJ1福岡、FW徳村がJ1町田に内定し、2年生のDF竹野はU―17日本代表で活躍する大会屈指のタレント軍団。強さの裏には選手を徹底的に鍛え抜く指導がある。

 有村圭一郎監督(48)は鹿児島実のOBで74回大会の優勝メンバー。83回大会の鹿児島実を最後に鹿児島勢が頂点から遠ざかる中で「強い鹿児島を取り戻す」と鹿児島実のキャッチフレーズ“疾風怒濤(どとう)”を神村学園にも浸透させて強化を進めてきた。

 夏には全国総体をまたいで、1カ月以上に及ぶ遠征を実施。招待大会や練習試合を積極的に組み込み、選手が1日2試合に出場することは日常茶飯事だ。今夏は総体決勝翌日にも試合を消化。超過密日程で心身ともにタフな選手を育成するメソッドは故・松澤隆司さんの率いた鹿児島実が全盛期を築いた時代とも重なる部分がある。

 全国総体決勝翌日に2試合に出場した中野主将は「インハイの決勝後に移動して宿舎に着いたのは午後10時ぐらい。優勝を喜べたのは2時間ぐらいで、次の日は皆死んでいました。いい経験になりました」と苦笑いで振り返り「疾風怒濤は鹿実が強い時代に掲げた言葉。それを自分たちが掘り起こす。時代が違えどもきつさは同じ。それを経験した先生が指導してくれている。タフさを身につければ上に行けると信じて日々練習に取り組んでいる」と語った。

 有村監督は「攻守の切り替え、タフさ、球際とか、より鹿児島らしく、その中でサッカーの上手な子が躍動する。ハイブリッドだと思っています。一番大事なのは子供が躍動すること。次のゲームも子供たちにサッカーを楽しませながら勝利を目指したい」と視線を上げた。

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