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千葉 17歳姫野がデビュー弾! 0ー3から奇跡の4発大逆転で17年ぶりJ1昇格王手

[ 2025年12月8日 04:30 ]

明治安田J1昇格プレーオフ準決勝   千葉4ー3大宮 ( 2025年12月7日    フクアリ )

<千葉・大宮>後半、ゴールを決め喜ぶ千葉・姫野(撮影・西海健太郎)
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 千葉(J2・3位)は大宮(同6位)に0―3とリードを許しながらも後半26分から16分間で4点を奪って4―3の逆転で勝利し、決勝に進出した。2―3の後半38分、この日がプロ初出場のU―17日本代表MF姫野誠(17)がデビュー弾となる同点ゴール。アカデミー育ちの有望株が途中出場から流れを変え、17年ぶりのJ1復帰へ王手をかけた。徳島(同4位)と磐田(同5位)は1―1で引き分け、規定によりリーグ戦上位の徳島が勝ち進んだ。決勝は13日にフクダ電子アリーナで行われる。

 17歳の高校生がデビュー戦でいきなりの大仕事をやってのけた。2―3の後半38分だ。姫野は37歳FW米倉の浮き球パスを胸トラップで収めると、相手DFと競り合いながらペナルティーエリアへ。GKとの間合いを読んで一瞬の隙を突き、左足ループシュートを放った。「思い切って積極的にいこうと思った。米倉さんがずっと自分を見てくれていたのでゴールで返すことができて良かった」。08年に千葉が劇的残留を決めた“フクアリの奇跡”を知る米倉と同年に生まれた姫野による20歳差の2人でつないだ同点弾。真っ黄色に染まった会場のボルテージは最高潮に達し、勢いそのままに勝ち越した。

 小林監督の采配が的中した。「スタジアムの雰囲気を変えたい」。3点追う後半15分、交代選手1人目に選択されたのが姫野だった。「練習でクオリティーが高く、今週は目の色が変わって“自分がメンバーに入るんだ”という気持ちが伝わる姿勢だったから」と指揮官。今秋にプロ契約したばかりの17歳の登場に会場は驚きと歓声に包まれ、ムードはあきらかに一変した。

 攻撃的ポジションを複数こなすアタッカーは両足を利き足として起用に操る。ドリブルを駆使した打開力や得点感覚が持ち味。先月のU―17W杯カタール大会では準々決勝で敗れ「悔しい経験を意味のあるものにしようと練習してきた」。帰国2日後の先月25日からチームに合流し、思いをぶつけてきた。

 姫野が1歳だった09年を最後にクラブはJ1から遠ざかっている。「アカデミーに入ってからずっとJ2での試合をスタンドから見てきた。J1でやってほしいとずっと思ってきた」。17年ぶりJ1へ王手。将来性豊かな有望株が、クラブの未来を変えてみせる。

 ◇姫野 誠(ひめの・まこと)2008年(平20)8月12日生まれ、千葉市出身の17歳。5歳からサッカーを始め、幕張リバティーズを経て、千葉の下部組織に加入。第2種登録を経て今年10月にプロ契約を結んだ。尊敬する人は大リーグ・ドジャースの大谷翔平。利き手は右で利き足は両足。1メートル71、66キロ。

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