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DF安藤智哉 史上最大の下克上へ!プロキャリアJ3スタートの選手がW杯選出なら史上初

[ 2025年8月29日 04:35 ]

安藤智哉
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 日本サッカー協会は28日、来月の米国遠征に臨む日本代表メンバー25人を発表し、DF安藤智哉(26=福岡)が初招集された先月のE―1選手権に続くメンバー入りを果たした。J3でプロのキャリアをスタートした選手がW杯に選出されれば史上初。常連組に負傷者が続出する緊急事態の中、存在感を示して史上最大の下克上へとつなげる。

 遅咲きの26歳が最終ラインの救世主として名を連ねた。先月、国内組で臨んだE―1選手権でデビューしたDF安藤が欧州組も含むA代表に“昇格”。米国遠征では冨安、伊藤洋、高井、町田らを負傷で欠くDFラインを託される。森保監督は「“自分がやってやろう”と思っている選手たちが経験値を上げ、成長すれば、それがチームの力になっていく」と力を込めた。

 安藤と言えば、スケール感漂う1メートル90の大型DF。E―1選手権では2試合にフル出場し日本の連覇に貢献した。今回、E―1勢からの招集は7人。うちE―1が初招集だったのはGK早川と安藤だ。過去、E―1で初招集され、W杯代表にまで上り詰めたのは7人いるが、経験や安定感が重視されるCBには例がない。高い潜在能力を秘めた安藤が新たな道を切り開く。

 大卒で当時J3の今治に加入。J2大分を経て福岡に移籍した今季、一躍ブレークした。高さ、強さ、足元のうまさを兼ね備え、今季4ゴールの得点力も魅力だ。「小さい目標を立てながら、コツコツやってきた」という苦労人。J3でプロ生活をスタートし、W杯に選出されれば史上初。米国遠征でも足跡を残し、来年のW杯へ。史上最大の下克上を完遂させる。 

 ◇安藤 智哉(あんどう・ともや)1999年(平11)1月10日生まれ、愛知県豊田市出身の26歳。岡崎城西高―愛知学院大から21年にJ3今治入り。J2大分を経て福岡に完全移籍。E―1選手権で初の日本代表入り。福岡からは01年の山下芳輝以来24年ぶり2人目。今季は26試合4得点。1メートル90、82キロ。利き足は右。

 ▽J3経験者のW杯選出 14年のJ3創設後、J3経験者でW杯日本代表に選出されたのは19年に北九州でプレーした22年大会のFW町野が初めて。町野は18年に横浜Mでプロ入りしており、J3今治でプロ生活をスタートした安藤が26年W杯に選出されれば初となる。大卒選手に限るとJ2クラブでスタートしW杯に選出されたのも10年大会のMF中村憲剛だけ。

 《守田、鎌田、田中碧らも選外》冨安、町田ら守備陣以外にも守田、鎌田、田中碧らが負傷の影響で選外となった。移籍を志願して所属クラブで欠場が続く中村も招集が見送られ、常連組では谷口、菅原、旗手らもメンバー外に。この日発表された招集メンバーは通常の27人より2人少ない25人にとどまり、森保監督は今週末の試合で状態を見極めた上で「最低でも1人は増やす」と追加招集することを明言した。

 《9月代表活動後にキャンプ地視察へ》森保監督は9月の代表活動後にW杯期間中のベースキャンプ候補地を視察する方針を示した。既に松本フィジカルコーチや日本協会スタッフが数十カ所の施設を視察済みで、指揮官は「監督ができるだけ知っておくことも大切だが、信頼できる力を持ったスタッフに託すことも同時にやりたい」と強調。コロラド州コロラドスプリングスなどが候補で、12月5日の抽選会後に試合会場との移動距離などを踏まえて最終決定する。

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