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札幌 岩政新監督「ミシャ流」に「岩政流プログレッシブ」でJ1再昇格へ

[ 2024年12月13日 04:35 ]

就任会見に臨んだ札幌の岩政新監督
Photo By スポニチ

 来季9年ぶりにJ2を戦うコンサドーレ札幌は12日、新監督に岩政大樹氏(42)が就任することを発表した。現役時代に元日本代表DFとして活躍した新指揮官は大和ハウスプレミストドームで就任会見に臨み、ペトロヴィッチ前監督がクラブに根付かせた攻撃サッカーの継承と自身が大切にするテーマ「プロブレッシブ」を強調。1年でのJ1昇格とタイトル獲得を目標に掲げた。

 前進、進歩を意味する「プログレッシブ」がテーマだ。冒頭のあいさつで、岩政新監督は「常日頃から大好きだった札幌の監督になることができ興奮している。ミシャの後で大役だが、これ以上ないチャレンジ」と切り出し決意を表明した。

 「当然J1昇格はあるが、ルヴァン杯や天皇杯もチャンスがある。このクラブにタイトルをもたらしたい」

 ベトナムが札幌就任の転機となった。1月に8位と低迷していたハノイFCの監督に就任すると、最終的にVリーグ3位&カップ戦2位とチームを再建。月間最優秀監督にも選ばれた。

 「良い内容と結果を得られ、ハノイでやっていたサッカーと同じ哲学やマインド、戦術的にも近いところでやりたいと思った。ハノイのサッカーを見てもらい、このサッカーをやろうと言ってもらえたことが大きかった」

 22年夏からの1年半、古巣・鹿島での監督時代には表現できなかったが、札幌はボールを保持しての攻撃スタイルをベトナムで確立した岩政監督の手腕を評価した。さらに、日本代表まで上り詰めたDF出身だけに、今季J最少失点の町田(34失点)の約2倍となるリーグワースト2位の66失点を喫した超攻撃的な「ミシャスタイル」の“課題”である、守備の再構築にも適任と判断された。

 7年間でJ1定着を成し遂げたペトロヴィッチ監督の攻撃的スタイルの継承について、岩政新監督は「誰かのマネをするのは大嫌いだが、ミシャに似てる部分や参考にした部分はある」と明かし、「まずはミスを恐れないという攻撃のマインド。そこはぜひ継承したい」と約束した。

 慣れ親しんだスタイルの要素が残ることで、戦術の落とし込みの時間は短縮できる。J史上最速となる来季2月15日の(J2)開幕に向けても好都合だ。選手を固定で起用するミシャの退任で競争にも拍車がかかりそうだ。

 最後に、異国で確立した攻撃サッカーについても言及した。「言葉で言うなら“プログレッシブ”であること。前進。みんなが前進しながら流動的にサッカーをして勝つ」。鹿島監督時代とは違う。ミシャサッカーの要素を取り入れた“岩政オリジナル”に注目だ。(青木 一平)

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