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C大阪が小菊監督の今季終了後の退団を発表 選手に感謝の気持ち伝え「最後まで引き続き準備してほしい」

[ 2024年10月11日 12:12 ]

練習前に円陣で選手に退団を告げる小菊監督
Photo By スポニチ

 C大阪は11日、小菊昭雄監督(49)が今季終了後に退団することを発表した。小菊監督はクラブの発表を前に選手をグラウンドに集めて退団を報告。改めて残り5試合、全力で勝利を目指すことを確認した。

 小菊監督は「選手には最後まで1試合1試合、引き続き準備してほしいということで、感謝の気持ちを伝えました。4位以内に滑り込めばACLという可能性があります。最後にそういう形でガンバを抜いてACLまで取れたら、こんな幸せな終わり方はないと思います」と残り5試合を戦う意義を笑顔で話した。

 「監督を引き受けた以上、どこかのタイミングでけじめをつけないと。それができるだけ長くこのクラブで指揮を執れるようにという思いで精一杯走ってきました。27年間、未熟だった自分を育ててくれたクラブのみなさん、セレッソファンのみなさんに恩返しをしてチームを退団したいと思います」と感謝の思いを続けた。

 初先発から3試合連続無失点と守備で貢献しているDF進藤亮佑(28)は「監督の交代は常にあること。自分のことを評価してくれた監督が辞めるのは寂しいけど、受け入れている。小菊監督は実直さの中に厳しさと優しさがあった。その優しさをあえて厳しさに変えて指導されていた気がしていました」と指揮官への思いを語った。

 C大阪はパリ五輪代表監督だった大岩剛氏に次期監督のオファーを出しているが、日本協会も28年ロサンゼルス五輪を目指す代表チームのオファーを出していることが明らかになっている。

 ◇小菊 昭雄(こぎく・あきお)1975年7月7日、兵庫県神戸市出身の49歳。滝川二高―愛知学院大を経て大学卒業直前の98年2月からセレッソ下部組織のコーチとしてアルバイト採用された。スカウト時代は香川真司を発掘。05年からトップチームのコーチとなり、12年12月に帰国したレヴィー・クルピ監督の代わりに暫定的に指揮を執った。再び監督となったのは21年8月。翌22年はJ1で5位まで躍進させた。

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