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新潟・太田復帰弾で感謝示す 14日ホーム湘南戦 4カ月ぶりメンバー入りで結果を

[ 2024年9月14日 04:00 ]

家族やメディカルスタッフへの感謝を込めて戦うことを誓った太田
Photo By スポニチ

 J1新潟はきょう14日、ホームで湘南と対戦する。5月に左ハムストリングス付着部を損傷した影響で実戦から遠ざかっていたFW太田修介(28)が、約4カ月ぶりにベンチ入りしそうだ。快速アタッカーは復帰戦で結果を残し、支えてくれた家族やスタッフに感謝を示そうと気合を入れている。

 聖籠町のアルビレッジでの最終調整を終え、試合前日会見に現れた太田は、こみ上げるさまざまな思いがあふれないよう、努めて冷静に湘南戦への思いを口にした。

 「太田修介というプレーヤーをピッチで全て出す。そこに尽きる。出し惜しみせずにぶつけていきたい」

 左ハムストリングスのケガから復帰して練習に完全合流したのが7月中旬。それから約2カ月。自慢のスプリント力を取り戻すため、全体練習後にゴムチューブを使ったダッシュを繰り返すなどして少しずつ状態を上げてきた。

 「しっかりと目的意識、自分の良さを見据えながらトレーニングに取り組んでいる姿はずっとあった」。ベンチ入りできない悔しさを抱えながらも懸命に励む太田を見てきた松橋監督は目を細める。

 ホーム戦はスタンドで観戦してきた。会場では背番号11のグッズを身につけたサポーターを目にし、試合後には「待っているよ」と声をかけてくれる人もいて、モチベーションに変えてきた。一番近くで精神的な支えになってくれた家族、リハビリやトレーニングに付き添ってくれたチームスタッフ、常に声をかけてくれたチームメートへも感謝の思いは大きい。

 「本当にみんなが支えてくれた」。ただ、ピッチに戻ることが目標ではない。「ピッチの中で何が起こせるかが重要」と語気を強めて、貪欲にゴールやアシストを狙っている。

 物事を考えすぎる性格で、ここまで十分思いを巡らせてきたからこそ、試合当日は直前までリラックスして過ごすつもり。「ボケーッとしておこうかなと。試合前になったら力も入るし、モチベーションも上がる。あえてボケッとしておきたい」。無心で臨み、結果を出す。(西巻 賢介)

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