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C大阪 本職CBのパリ五輪代表DF西尾隆矢が3年ぶりに右SBで先発 相馬封じで無失点ドロー

[ 2024年8月7日 22:48 ]

明治安田J1リーグ 第25節   C大阪0―0町田 ( 2024年8月7日    ヨドコウ桜スタジアム )

C大阪・西尾隆矢
Photo By スポニチ

 C大阪は首位・町田とスコアレスドロー。勝ち点差12を縮められなかった。

 それでもリーグ屈指の攻撃を封じ、5試合ぶりの無失点。本職はセンターバックのパリ五輪日本代表DF西尾隆矢が、町田移籍初戦となった日本代表MF相馬勇紀対策として2021年8月9日の仙台戦(ヨドコウ)以来、リーグ戦で3年ぶりに右サイドバックで先発し、役割を果たした。

 「他のサイドバックの選手がいる中で、自分を起用していただけるのは本当にありがたいこと。ゼロで抑えて終われたということは、ポジティブに考えていい。でもサイドバックはやっぱり、得点の起点にもならないといけない。そういったところが自分に足りないなと思います」

 パリ五輪では2日のスペインとの準々決勝でコンディション不良のためベンチを外れた。4日の帰国後わずかでの出場が危ぶまれたが、非公開の前日練習では軽快な動きだったといい、小菊昭雄監督もゴーサインを出した。相馬封じのみならず、ゴール前での体を張ったシュートストップや、クロスへの対応もスムーズで、最終ラインの安定感を支えた。

 いきなり日本を代表するプレーヤーである相馬とのバトルとなった。西尾自身は「ウチ、(左のウイングは)カピシャーバがいますからね……。練習からもう、すごい選手といつもやっている。どんな相手でも自分自身、負ける気はさらさらない」と、どこ吹く風。「全体を通して、どの選手よりもヘディングで負けないことを今日はすごく意識していた」と競り合いでも存在感を発揮した。

 五輪が終わり、もし次に代表のユニホームを着る機会があるなら、それはA代表になる。「オリンピックは終わりましたけど、サッカー人生は続く。今いるセレッソで100%以上の力を出し続けて、勝利に、優勝に貢献していかないといけない。セレッソで活躍していけば、A代表、海外挑戦とステップアップするチャンスは来ると思う。そこを目指しつつ、しっかり今はセレッソでプレーしないといけない」。一回りも、二回りも大きくなった背番号33。C大阪で絶対的な存在になることが、未来の可能性を広げる。

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