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なでしこ北川 地元・金沢で五輪壮行試合「大事なパリ五輪の前に試合ができることは幸せなこと」

[ 2024年7月13日 04:00 ]

ガーナ戦に向けて前日練習で調整する北川
Photo By スポニチ

 女子日本代表「なでしこジャパン」は13日、金沢でパリ五輪壮行試合ガーナ戦に臨む。12日は会場となる金沢・ゴースタで冒頭15分以外を非公開として最終調整した。地元出身のDF北川ひかる(27=INAC神戸)は能登半島復興支援マッチとして行われる一戦で、故郷に雄姿を届けることを誓った。

 大きな使命を胸に、北川が壮行試合に臨む。左ウイングバックでの先発が濃厚。この日の前日練習は能登半島地震後の今年2月に完成した新スタジアムで、集中力を研ぎ澄ませた。「石川で試合ができると思っていなかった。大事なパリ五輪の前に試合ができることは幸せなこと」と胸を躍らせた。

 復興支援マッチとして行われる一戦。北川も元日に金沢市内の実家で被災した。JFAアカデミー福島時代の中学1年時には東日本大震災も経験。その年の夏にW杯を制したなでしこジャパンの姿に勇気づけられた。「自分たちもパワーをもらった。今回も頑張っていい結果を出せるように」と意気込む自身初の五輪。故郷に錦を飾り、パリへ大きな弾みをつける。 (坂本 寛人)

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