JFLアトレチコ鈴鹿・カズ復帰戦は後半から途中出場か　あす14日・ヴェルスパ大分戦から出場可能

94年W杯アメリカ大会アジア予選日本代表のグッズを持参したファンと交流する鈴鹿FW三浦知良
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　元日本代表で、J2横浜FCからJFLのアトレチコ鈴鹿に期限付きで今月復帰したFW三浦知良（57）が13日、出場可能となるあす14日のヴェルスパ大分戦（三交鈴鹿）へ向け三重県鈴鹿市内で最終調整。「鈴鹿に戻ってこられて最初の試合ですし、僕の好きな三重交通のスタジアムで、ホームですしね。非常に楽しみにしています」と復帰初戦へ意気込んだ。

　この日は約60人のサポーターが見守る中、セットプレーの練習で直接フリーキックを決めると大きな拍手と歓声が起こった。1年半ぶりとなる日本の夏本番には「練習終わった後の（体重の）減り方が全然違いますね。ポルトガルよりもやっぱり減ります。（水分を）飲んで、食べて。できるだけエネルギーになるようなものを飲むようにしていますけど、なかなか追いつかないですね」と苦労も明かしたが、そこは百戦どころか千、万戦錬磨のレジェンド。「準備、コンディション、そういったものは順調にこられたと思います」と臨戦態勢だ。

　朴康造監督は「後半の最後の（相手の）スペースが空いた時間というのは、起用プランとしては可能性が高いんじゃないかなと思います」と起用法を示唆。あす14日の試合からクラブは従来よりもチケット代を値上げするが、それでも“カズ効果”に加えて3連休の中日とあって、最大3000人の来場が見込まれている。

　出場すれば自身の持つ55歳267日のJFL最年長出場記録を57歳139日に更新。ゴールを決めれば22年11月12日のFC大阪戦で、こちらもJFL最年長記録の55歳259日で得点して以来となる。キングが再び、伝説を創る。