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浦和が決勝T進出に希望つなぐ白星 FWホセ・カンテが埼スタでのラストマッチで劇的弾

[ 2023年11月29日 21:09 ]

<ACL 浦和・武漢>後半、ゴールを決め喜ぶ浦和・カンテ(撮影・西海健太郎)
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 アジア・チャンピオンズリーグ東地区のJ組で2位の浦和はホームで3位の武漢(中国)に2―1で勝利し、2勝1分け2敗の勝ち点7で、決勝トーナメント進出に希望をつなげた。

 「ホセ・カンテ! ホセ・カンテ! ホセ・カンテ!」。会場のゴール裏からは、今季限りでの現役引退を発表していた“救世主”の名が響いた。1―1に追いつかれた迎えた後半45分、相手の中途半端なクリアボールを拾ったFWカンテが左足を一閃(いっせん)。ボールはゴールネットに突き刺さった。

 「かなり興奮している。ゴールを入れたときものすごく嬉しかった。私にとって埼スタでのラストゲーム、そしてチームにとっても大きな勝ち点3になった。まだクラブW杯があるし、Jで3位をつかむための戦いが残っている。ただし今日、埼玉スタジアムのラストゲームを勝利で飾れたのはうれしい」

 もし負ければ1次リーグ敗退が決定。引き分けても他の組の結果次第で決勝トーナメントに進めなかったため、勝利必須の一戦だった。前半37分にPKをDFアレクサンダー・ショルツが決めて先制。しかし、後半23分に同点とされ、危機的な状況だった。

 マチェイ・スコルジャ監督は浦項戦で退席処分を受けており、この日はベンチ外。前半に2選手が負傷交代するなどアクシデントもあったが、10月20日のリーグ柏戦以来、約1カ月ぶりの白星を手にした。

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