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福岡がルヴァン杯優勝 経営危機乗り越えた川森敬史会長も初タイトルに歓喜

[ 2023年11月4日 15:23 ]

<福岡・浦和>ルヴァン杯を制して喜ぶ福岡イレブン (撮影・白鳥 佳樹)
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 ルヴァン杯決勝が4日に行われ、福岡が浦和を2―1で下して、大会初制覇。悲願のクラブ初タイトルを獲得した。

 J1福岡は13年に経営危機が表面化した過去がある。大株主の株式会社ふくやをはじめ、他のクラブやサポーターの支援もあってJリーグからの退会など“最悪の事態”は回避された。川森敬史会長(57)はアパマンショップホールディングスの常務取締役だった14年に非常勤の取締役に就任。15年から代表取締役になると、営業面の強化に乗り出した。後援会の法人協賛企業が約200社弱だったが、裾野の拡大を目的にアパマングループから出向した社員を含めて10人ほど増員して売り上げが伸びた。

 経営面ではどんぶり勘定な部分があったが、しっかり足下を見つめて事業収支を計画通りにコントロールしながら運営するスタイルに変えた。さらには「1番お金が動く強化部が自分の(会社の)財布を知らなければ計画性も持てない」と強化部長が経営会議に入るようになり、経営方針の決定の場に全て立ち会うようにした。クラブに携わるスタッフが価値観を共有したことで一枚岩な空気をつくり上げたことが経営の安定につながった。

 集客面は昨年から今年にかけて70%の集客増だという。「非常に成長率が高い」とファンの後押しに感謝していた。
 

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