新潟FW谷口　残り5戦で復活必ず　左足首も完治し猛烈アピール　心は21日ホーム鳥栖戦出場

リーグ戦10試合ぶりの出場を目指し存在をアピールする谷口（撮影・渡辺直美）
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　J1新潟のFW谷口海斗（28）が、21日の鳥栖戦でリーグ戦10試合ぶりの出場を猛烈にアピールしている。8月30日の天皇杯準々決勝の川崎F戦で痛めた左足首も完治。残り5試合で復活した姿を見せて、ゴールを量産する構えだ。

　ダイナミックな動きを取り戻してきた。4日に行われた12対12の実戦練習。谷口は2トップの一角に入り、何度も鋭い動き出しから背後に抜け出し、ボールを持てば果敢に攻撃を仕掛けた。2トップを組んでいたFWネスカウの2ゴールをアシストし「（コンディションは）少しずつ戻ってきた。練習もちゃんとやれているし、後は試合に絡めるようにアピールしていくだけ」。出場すれば10試合ぶりとなる21日のホーム鳥栖戦に照準を合わせている。

　今季は相次ぐケガに悩まされた。7月12日の天皇杯3回戦の富山戦で左膝を痛め戦線離脱。復帰戦の8月30日の天皇杯準々決勝で前半30分に“復活ゴール”を決めたが、同アディショナルタイムに左足首を負傷し交代を余儀なくされた。「ケガは捻挫で3日間くらい腫れて歩けなかったけど、骨とかには異常がなくて」と13日に部分合流し、徐々に状態を上げてきた。

　「試合に絡めない間にチームは連勝したりして、本当に悔しかった」と話す。「試合に出るのが当たり前じゃないことも痛感したし、試合に出るために日々の生活からちゃんとやっていかないと」。トレーニングから見直し、より柔軟性を意識した体の使い方に取り組んでいる。「走りに切れが出てきて、スプリントもしっかり出せるようになった」と収穫を得た。

　残りは5試合。「チームは1桁順位を目指しているので、それに貢献できるように、出た試合では1得点以上は取りたい」。ここから谷口の猛チャージが始まる。