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代表復帰した神戸GK前川黛也「自分の財産」 ポドルスキや大迫ら世界基準を相手に技術向上

[ 2023年10月5日 17:28 ]

公開練習で体を動かす神戸GK前川 
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 約2年半ぶりに日本代表に選出された神戸GK前川黛也(29)が5日、国際Aマッチデビューへ強い意気込みを示した。「前回出られなかったので、今回こそは出たい。特に今年は日本代表の選考の映像をしっかり見るようにしていて、意識はしていました」。全ての言葉に力を込めた。

 21年3月に初選出された時は「ちょっと自信のない中で選ばれた形だった。まだまだ実力が達してなかったという悔しさがあった」という。だが今季は首位を走るチームの正守護神として29試合フル出場し、リーグ2位の最少25失点。「今は自信を持って参加できる。実力を伴って挑めるというのはある」と成長を実感している。

 大迫勇也や武藤嘉紀ら日本代表級をはじめ、元スペイン代表MFイニエスタや同FWビジャ、元ドイツ代表FWポドルスキら世界一流のシュートを受けてきた。なかでもポドルスキは「単純にシュートスピードとコースと蹴り分けっていうのが今までのキッカーたちの中でダントツでうまかった」という。世界を知るアタッカーたちとの日々は「自分の中の財産。自分の幅が拡がった」。スキルアップにつながった。

 広島で活躍した父・和也も元日本代表選手。親子2代で国際Aマッチ出場となれば、水沼貴史・宏太以来2組目となる。17日には本拠地ノエスタでチュニジア戦。「神戸に入団してたくさん迷惑もかけてきた。それでもサポーターは応援してくれた。7年間ずっと愛情を受けてきた。そんな人たちに元気な姿というのを代表で見せたい」。出場機会をつかみ取り、感謝の気持ちを持ってプレーする。
 

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