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久保ロッベン級一撃 2桁ゴール王手「敵の出方を見ながら余裕を持って打てた」

[ 2023年5月25日 04:30 ]

スペイン1部リーグ   Rソシエダード1ー0アルメニア ( 2023年5月23日 )

 アルメリア戦の前半終了間際、先制ゴールを決め喜ぶRソシエダードの久保(左から2人目)(共同)
Photo By 共同

 レアル・ソシエダードのMF久保建英(21)は23日、ホームのアルメリア戦で今季9点目を決め、1―0の勝利に貢献した。得点すればチームが勝つ“全勝神話”を9試合に伸ばし、4位のチームは来季欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に肉薄。6月の親善試合に向けた日本代表発表をきょう25日に控える中、弾みをつけるパフォーマンスとなった。

 右サイドでボールを受けた久保が、中央に切り込んだ。ペナルティーエリアの相手選手6人が自身に意識を向けてくる中、細かいタッチで前進し、キックフェイントで滑り込んできた1人をかわして、左足でシュート。わずかな隙間を突く絶妙な一撃で、ゴール左上のサイドネットを揺らした。

 「パスが来たときに決めていた。敵の出方を見ながら余裕を持って打てた」と久保。アス紙は「メッシかロッベンを見ているよう」と称え、久保自身もインスピレーションを受けた選手として「おそらくロッベンかな」とRマドリードやBミュンヘンで活躍し、カットインからのゴールを得意とした元オランダ代表の名前を挙げた。

 シーズン最終盤で4勝1分けとペースを上げるチームを、その間3得点1アシストでけん引。2桁得点に王手をかけたが「あと1点と言わず2、3点とチャンスがあれば狙っていきたい」と貪欲に残り2試合を意識する。

 5位ビリャレアルを暫定的に勝ち点8差と突き放し、欧州CL出場圏の4位以内確定は目前。その先には日本代表の親善試合も待つ。クラブでの勢いを持ち込み、森保ジャパンでもチームの浮沈を左右する不動の存在へ。充実のシーズンは日本で締めくくる。

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