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神戸・イニエスタ「将来何が起こるか見守って」去就問題後初めてコメント 退団も引退も否定せず…

[ 2023年5月8日 05:50 ]

明治安田生命J1第12節   神戸3ー0横浜FC ( 2023年5月7日    ノエスタ神戸 )

<神戸・横浜FC>後半、シュートを放つイニエスタ(左) (撮影・須田 麻祐子)
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 明治安田生命J1リーグは6試合が行われ、神戸はFW大迫勇也(32)の2得点などで3―0と横浜FCに快勝し、首位をキープした。今夏限りで退団する見通しで、現役引退の可能性が浮上している元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)は3試合ぶり出場で今季最長となる26分間プレー。試合後は去就問題が浮上してから初めて口を開いた。2位の横浜は京都を4―1で下し、2差で追走。鹿島は連勝を4に伸ばして5位に、川崎Fは3連勝で6位にそれぞれ浮上した。

 注目が集まる去就について、イニエスタが初めて口を開いた。3発圧勝した横浜FC戦後に取材に応じ「あまり言えることはないですね。将来、何が起こるかというのを見守っていただければなと思っています。自分としては、これからもプレーするために日々準備していきたいです」。そして「メディアの皆さんの注目だったり、ファンの皆さんの愛情というのは、すごく感謝しています」と続けた。

 契約は23年末まで。これまでも去就が話題になることはあったが、契約が残っていれば明確に残留意思を表明していた。だが今回は明言せず。今夏限りの退団、もしくは電撃引退の可能性について否定しなかった。千布社長も「まだ言えることはありません。その時になったら」と多くを語らなかった。

 この日は3点リードの後半19分から出場。リーグ3試合ぶりの出場で今季最長26分間プレーした。ピッチサイドに姿を見せるとスタジアムはどよめき、ピッチに足を踏み入れると盛大な拍手とチャントで迎えられた。試合後には『アンドレス!共にシャーレを!』と横断幕が掲げられた。

 「チームが首位をキープするために重要な勝利でした。プレーできたことをうれしく思っていますし、プレーするために日々の準備をしているのはこれまでと変わりないです。起用されたチャンスを最大限に生かしたい」

 すでに内定している親善試合バルセロナ戦の6月6日が“花道”になる。それまでに残された試合は公式戦5試合。魔法使いの美技をJリーグで見られる時間は、もうあまり残されていない。(飯間 健)

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