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新潟スコアレスドロー 先発9人入れ替えシュート13本不発も連敗は3でストップ

[ 2023年5月8日 06:46 ]

<新潟0-0柏>後半、ゴール前で競り合う新潟・鈴木(右から2人目)(撮影・光山 貴大)
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 新潟は、ホームで柏に0―0で引き分けた。リーグ戦4試合ぶりに先発出場したFW鈴木孝司(33)が前線で起点となったが、得点を決めるには至らずスコアレスドロー。4試合ぶりの勝利はならなかったが、連敗は3で止まった。順位は13位のまま。次節は14日に横浜と対戦する。

 降りしきる雨の中で必死にボールを追い、戦う気持ちを前面に出して戦った。結果は0―0の引き分け。だが松橋監督は「一歩でも半歩でも前には進めたゲームかなと思います」と振り返った。

 連休最終日の一戦。試合前のミーティングでは「結果が出ていない中でサポートしてくれる人たちに笑顔で帰ってもらおう」と話したという。この日は前節から9人先発メンバーを代えた。1トップにはFW鈴木を4試合ぶりに先発起用。その鈴木は攻撃の起点となり、ポストプレーや自らのシュートで何度も見せ場をつくった。

 前半11分にはMF伊藤の左CKを鈴木が頭で合わせ、DFに当たったこぼれ球を再度鈴木が左足で押し込みゴールネットを揺らした。だが、判定はオフサイド。この日はJリーグの手配ミスでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の機材が届かず、VARによる確認作業ができなかった。「ヘディングした時に相手の手に当たったのでハンドかと思った。これがJ2だったらVARもなかったわけだし、審判は難しいなって同情する気持ちもあるが、自分たちは命を懸けてやっているのでこれで人生が変わる時もある。残念な気持ち」と鈴木は冷静に語った。

 その後、新潟は何度もゴール前まで進入。シュート数も相手の5本を大きく上回る13本と積極的にゴールを狙ったが、捉えきれなかった。チーム最多の6本のシュートを放ったMF三戸は「決定的なシーンが前節に比べて多くなったけど、決められなかったのは力が足りないから」と反省を口にした。「次もホーム。多くのサポーターを笑顔にしたいので、ゴールを決めきって勝ち点3を取りたい」とチームの思いを代弁した。

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2023年5月8日のニュース